業者さんだったらスピード買取がおすすめ

最終更新日 2024年11月1日

大正、昭和を生きた祖母が亡くなり、住む人が居なくなった家の片付けに行きました。

小さな家ですが奥の部屋には桐のたんすが三さおあります。

開けて見るとどの引き出しにも綺麗にたたまれた着物が沢山入っていました。

祖母より先に亡くなった祖父の物もありますし、私が小さい頃祖母に縫ってもらったウールのアンサンブルもあります。

母をはじめ、叔母たちも自分で着物を管理するのが大変だったため全て祖母に預けていたようで、見たことのある着物でたんすはいっぱいでした。

さて、この沢山の着物を片付けなければいけません。

母も叔母も持って行ったのは黒の留袖だけ、着物の喪服はもう着ることが無いといいますし、訪問着は若い頃の物だからとても着ることが出来ないといいます。

色紋付もありましたが、着物は疲れるし、この先、年老いていくともっと着る機会が無くなるから好きに処分して欲しいと頼まれました。

私は着物や古いものが大好きなのでタンスの引き出しからアンティークな着物が出て来るたびに大喜びしていたのですが母たちはあまり興味がなさそうで、結局全て私が貰い受けて来ました。

しかしいくら好きでもこの大量の着物は置く所すらありません。

私は背が高いので、小柄な祖母の着物はおはしょりが無くなるほどの丈ですし、祖父の羽織袴は着るわけにもいきません。

綺麗に保存されているので捨てるのももったいないところです。

どなたか使ってくださる方がいらしたら良いと思い、色々調べた所着物買取業者さんがおいでることを知りました。

お店に持って行くには大量過ぎるので家まで来てくださる業者さんを探して、まずは見積もりをお願いしました。

大抵の業者さんがそうですが、見積もりは無料でしてくださるので安心です。

納得の金額を提示してくださればその場で買取ということになり、着物を持って行って下さいます。

最初にお願いした業者さんですが、着物ひとつひとつを丁寧に見て汚れや虫食いなどのダメージ、端切れになってしまうのか着物として売れるのかなどの観点で丁寧に査定して下さいました。

しかしこの量の割には低い金額です。

他にも来て下さる業者さんはありましたので、又後日連絡をするということでこの日は決めませんでした。

翌日は別の業者さんに査定をしていただきました。

面白いのが業者さんによって着物買取の種類に得意、不得意があるということです。

昨日の業者さんが「ダメージがあるので買い取れない」とおっしゃった着物も、今日の業者さんは「人気のあるアンティーク商品なのでこの着物には良いお値段が付きます」とおっしゃるのです。

逆に昨日の業者さんが高額を付けてくれた着物も「うちではあまり取り扱いが無いのでお金になりません」とのことでした。

どうやら業者さんによって得て不得手があるようです。

この二つの見積もりを比べてから着物を二つに分け、それぞれ高額をつけてくれた業者さんに買い取ってもらうことにしました。

しかし、中にはどちらの業者さんもほとんどお金にならないとおっしゃった着物もあります。

これらはインターネットの着物買取業者さんのスピード買取.jpにお願いすることにしました。

インターネットから見積もりを申し込み、着物が入りそうなサイズのダンボール箱を選択すると、送り状と一緒にダンボール箱が送られてきます。

後はその中にどんどん着物を詰めて送るだけなのです。

数日待つとメールで見積書が送られてきました。

地元の業者さんが全く値を付けてくれなかった着物や帯にもそれなりの値が付いていました。

この業者さんも金額が気に入らなければ返送してくれます。

数百円以上の値が付いた物は引き取ってもらい、値が付かなかった物は返してもらうことにしました。

数日後に値が付かなかった着物が返送されてきたので、今度はオークションで「端切れ」として出品してみました。

三つの業者さん全てが値をつけてくれなかった着物は、しみや虫食いが沢山あり、着物として着るのは無理な状態だったのです。

しかしこのような状態でも端切れなら充分使えるようです。

こういう布は古い物に限りますが「古代裂」(こだいぎれ)と呼ばれ、専門に扱う方々には大変重宝されているのです。

古代裂専門店もあるくらいの人気商品なのです。

祖母がお嫁入りの時に着たという振袖や豪華な西陣の帯にとても高い値が付きました。

紬や大島も人気があるようでまずまずのお値段となりました。

虫食いや汚れがあまりにひどく見せるとイメージが悪くなりそうな物は自分できれいな所だけを切り取って「端切れの詰めあわせ」にしてみました。

こういった古い着物で和小物やパッチワークの類の手芸には人気があるようで、そのセットもそれなりのお値段で売れていきました。

あまりの多さに全部捨てようかなと悩んだ祖母の形見の品々が、色々な方々の手に渡り、また新しい命が吹き込まれたり再び着物として着てもらえて誰かのお洒落のお役に立っているかと思うと大変嬉しい気持ちになりました。

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