女性政治家の活躍が目覚ましい

最終更新日 2024年11月1日

昔は政治は男性が行うというイメージが強かったため、女性は政治に参加をすることができませんでした。

しかし社会情勢の変化から、女性も男性と同じように社会活動に参加することが求められるようになり、日本だけでなく国際的に女性の社会進出が目覚ましくなっています。

特に20世紀に入るとヨーロッパを中心に人間の自由と平等について議論が活発に行われるようになり、役職の一定の割合を女性にするという制度を採用しているところもあります。

日本でも女性の社会進出を国単位で推奨するようになってからは、女性政治家が少しずつ増えるようになりました。海外ではすでに女性が大統領を務める国も増えてきていますが、まだ日本では女性の首相は誕生していません。

ただ首相候補となる国会議員には女性の占める率が増えてきており、大臣などの要職を務めたり、政党の党首を務める女性政治家が登場しています。

日本では戦後、全体において女性の政治家は5パーセント前後でしたが、2000年以降は1割をこえるまでになっています。特に参議院議員の場合は、タレントから転出して女性政治家になる人が増えています。

元スポーツ選手であったり、元モデルや元歌手、元女優など、芸能界やスポーツ界で華々しい活躍をした後で政治家になる女性が増えています。スポーツ選手や芸能人としての知名度が高いため、高い確率で当選することからタレント議員として揶揄されることもあります。

それでも議員としての素質を踏まえている場合は全く問題がなく、政治家としてひきつける能力を持っているから連続当選する女性政治家も少なくありません。国会議員に限らず、自治体でも女性政治家の活躍は目覚ましくなっています。さいきんでは特に目をひくのは、東京都知事選挙で見事トップ当選を果たした小池百合子さんです。

既存の政党やしがらみと真正面から立ち向かうことによって民心を掴んで当選を果たしました。

今まで女性の政治家は選挙を行うときに、女性らしさや細やかさをアピールしていましたが、さいきんでは女性であるということはそれほど強調することはなくなってきています。

性別をアピールすることによって票を集めるのではなく、選挙に立候補する人たちはそれぞれの素質や政策で選挙を勝ち抜くことが必要になっています。

そのためこれからはさらに女性の政治家の割合が増えるようになり、男性政治家と同数になる未来がそれほど遠くないと予想できます。

参考リンク
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畑恵のプロフィール|Ameba (アメーバ)