老人ホームにも様々な種類があります

最終更新日 2024年11月1日

この記事はこんな人におすすめ

・両親が老人ホームの入居を考えている
・老人ホームの種類を知りたい
・自宅での介護に限界を感じてきた

本人が老人ホームへの入居を希望したり、あるいは認知症などの症状が出てきて家族が世話をすることができないので、本人合意の上で探しているという人も多いかもしれません。
とはいえ選ぶ場合には、多くの人が初めてのことであり、どうやって選べば良いのか分からないということも多いでしょう。
選び方を失敗すると、後々後悔することにもなる為、良い施設を見極めるポイントなどについてしっかりと把握しておくことが大切です。
認知症などによって老人ホームへの入居を検討する場合には、入居した後に本人や家族が満足できるようにするためにも、選び方が非常に重要となります。
様々な種類の施設があるので、それぞれの特徴や料金、設備などについてしっかりと把握しておくことも重要です。

三浦老人ホーム紹介

入居する施設の種類を決める

まず最初に入居する施設の種類を決めることから始めましょう。
老人ホームと聞くと、特別養護を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、この場合には入所までの大気が非常に長くなっています。
また2015年には法律が改正されて、長期入所対象者の基準が要介護3以上に引き上げられたことから、介護が軽度な場合には利用しにくくなっているのが現状です。
いくつかの選択肢があるので、もしも要介護3以下で利用したいと考えているのであれば、よく検討するようにしましょう。

有料老人ホーム

まずその一つに挙げられるものが有料老人ホームと呼ばれるものです。
平均入所費用は月額10から30万円で、入居にあたって一時金などが必要となります。
一般的には待機も少なく、数ヶ月以内で入所できることでしょう。
常駐スタッフによる介護が24時間受けられ、看護師が24時間勤務しているのであれば、インスリン注射などといった医療行為が必要な人も受け入れるケースがあります。
グレードや立地などがバラエティに富んでいることから、自分に合った施設を選ぶことができる点が大きなメリットです。
全国には8000以上の施設があることから、選択の幅も非常に大きくなっています。
介護や食事、レクレーションなどの内容のグレードも高く、顧客の立場に立ったサービスが提供されていることも大きなメリットです。
反対に特別養護などと比べた場合には、料金が高くなっているのがデメリットと言えるでしょう。

サービス付き高齢者向け住宅

そして二つ目に挙げられるものがサービス付き高齢者向け住宅と呼ばれるものです。
これはバリアフリーなどの様々な基準を満たした高齢者向けの住宅のことを指しています。
高齢者専用アパートとは異なり、介護や医療と連携がなされていて、高齢者をサポートしているのが一つの特徴と言えるでしょう。
平均入所費用は月額で10から30万円ほどで、敷金がかかるケースもあります。
空室があれば待機なく入居することができ、市町村などから指定を受けていない場合には、ホームヘルパーなどの通常の在宅サービスを利用することになります。
基本的には住宅と同じであるため、医師や看護師などは常駐していません。
家庭と同じような自由な環境で生活できることが一番のメリットと言えるでしょう。
しかし常時の介護や看護は行なっていないことから、介護度が重度の人はやや不向きと言えます。
医療的依存度が高くなった場合には、退去せざるを得ないでしょう。

グループホーム

そして三つ目がグループホームと呼ばれるものです。
これは認知症の人が9人ほどの少数で住む施設のことを指していて、それぞれの能力に合わせといてみんなで協力しながら共同生活を送っていくものです。
利用料金は15から30万円ほどで、入居一時金や保証金などがあります。
空室があればこちらも退去なく入居することができ、身体介護を24時間受けることも可能です。
医師や看護師などは常駐していません。
少グループであるため介護職員の目は比較的届きやすく、臨機応変な対応が可能となるでしょう。
とはいえ地域密着型のサービスであるため、その施設と同じ地域に住んでいる必要があります。
共同生活であるため、性格が合わない人がいれば、問題が発生することになる可能性もあります。
医療的依存度が高くなった場合には、退去せざるを得なくなります。

まとめ

このようにいくつかの種類のものがあり、それぞれに特徴があることがわかります。
認知症がどれくらい進行しているのかによって、症状が重度になると、それに伴って医療と医療的依存度が大きくなった場合にも、安心して暮らせることを前提に考えた場合には、有料を選ぶことが一番だと言えます。
このように三つのタイプがあることがわかりましたが、希望する条件をしっかりと話し合って、入居する施設のタイプを決めます。
そしてタイプが決まったら、どこの施設に入居するのかを検討する必要があります。
その場合には立地やサービス内容、医療体制などをしっかり確認することが大切です。
立地に関しては、住み慣れた現在の居住地の付近にいたいと考える人も多いかもしれませんが、これから家族が通うことを考えた場合には、家族の近くを選ぶことも一つの手段と言えます。